ご挨拶

会長からのご挨拶

日本・ベルギー協会の活動に関しまして、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
また、この度ホームページにアクセスいただいた皆様には、感謝申し上げます。

日本とベルギーとの関係は、2016年に外交150周年を迎えた、非常に長い歴史を有しております、この年は、双方の国で祝賀の組織を立ち上げ、日本は天皇陛下が、ベルギーではフィリップ国王陛下が名誉総裁を務められました。ことほど左様に、両国間の友好は強い絆で結びついております。

このベルギー王国ひいてはEU加盟諸国との文化交流を主とし、広く通商貿易の振興、友好親善に寄与するために、日本・ベルギー協会は発足しました。2019年には、協会設立50周年を迎えております。これまで、文化歴史経済に渡る諸活動、大使館との交流、会員相互の活動と、両国と関係の深い団体や企業との連携を保ちながら、市民レベルでの国際交流を続けております。

世界が分断されていく今日、草の根的な活動をベースに、手作りで構築してきた両国間の友好は、大変貴重な財産であります。まさにベルギー王国のモットーである、「Eendracht maakt macht, L’Union fait la force, Strength lies in unity, 団結は力なり」の実践だと考えております。
民間外交のユニークな形態としての日本・ベルギー協会の活動は、参加の皆様の心と心を繋ぎ続けていきたいと考えております。

お気軽に協会の扉を押してみて下さい。新しい自分がそこにいることでしょう。

日本・ベルギー協会
会長 菅原 公一

大使からのメッセージ

日本とベルギーの絆には長い歴史があります。日本とベルギーは互いに信頼し合い、心を開き、多様性と伝統を大切にして友情を育んできました。両国は、もうすぐ外交関係樹立160周年を迎えます。

この良好な関係は、両国の国民、ビジネス、政府、関連団体による数多くの交流がもたらした結果です。長い時間をかけて、文化、経済、学術、研究開発、スポーツといった多くの分野で協力関係が築かれました。勉学や仕事を通じて日本人とベルギー人がこれらの交流を深めてきたのです。二国間関係の形成は、歴史のあるタペストリーのように、時間をかけて多くの糸を織っていく作業に例えられます。一本一本の貴重な糸のつながりによって構成されているのです。

日本・ベルギー協会は約55年にわたり、ベルギー人と日本人の友情を支えている団体です。名誉会長として、会員の皆様のご経験を学び、様々な活動に一緒に携われることを大変嬉しく思っております。また、駐日ベルギー王国大使として、協会の存在を非常に心強く感じております。

各会員の皆様がそれぞれの専門分野や関心事項をもって、この素晴らしい協会に貢献されています。これからも多くの日本人とベルギー人が会員となり、協会の活動に積極的に参加してくれることを願っております。駐日ベルギー王国大使として2023年10月に天皇陛下に信任状を捧呈しましたが、これからもより多くの会員の皆様にお会いできることを楽しみにしております。

最後になりますが、日本・ベルギー協会会員の皆様のご多幸と、協会の更なるご発展を祈念しております。

駐日ベルギー王国大使
アントワン・エヴラー